私が現場の実測にいくと「わざわざ社長さんにきていただいて・・・」と
恐縮されるのですが、それが私の仕事なんで、喜んで行きます。
現場納品も取り付けもします。
当店は現場主義で、私は現場大好きです。
ちっちゃな会社なんで、責任者自ら現場に行きますのでご安心ください。
今日も堂島の大きなマンションのカーテンの吊りこみに行ってきました。
時にお土産にいただいた大きなバッグを肩から
吊り下げていきます。
同業者が考えて作られたバッグなので、ちょうどカーテンが
たたんだ状態で入る大きさになっていて重宝しています。
肩に吊り下げると、あと両手が使えて便利なんです。
L型の大きなリビングの窓で一方が5m45㎝、もう一方が3mあります。
リビングはレースだけでマナトレーディングのシャレの2番を使いました。
このレースは200㎝巾のタテ使いで2800円/m(1400円/㎡)でリーズナブルで、
UVカット、遮熱の機能があり、透けにくいですが明かりは取り入れてくれる
いいレースなんです。
こちらではレースのみなので2.5倍使いにして
片開き5450㎜(ひだ山64個)なのに形態安定加工をして、
タテ使いの生地なのに裾は本縫いウエイト巻きロックをしています。
2.5倍使いとは、巾2mのカーテンをつくるのに巾で2,5倍の5mの生地を使って、
ヒダをたくさん取るカーテンのことをいいます。
生地がたっぷりなので、ヒダとヒダの間隔が狭くなり、ヒダ山が少し高くなり、
ボリュームがでます。
通常はオーダーカーテンの場合は2倍使いをします。
あっさり目の1.5倍使いというのもやります。
もっとボリュームを取って3倍使いというのもあります。
(画像はクリックすると拡大します。)
これはどこでもできるように思われるかもしれませんが、メーカー縫製で
片開き5.45mの形態安定加工のできるところはないです。
タテ使いの生地で裾をウエイトロックをするには、本縫い巻きロックの
ミシンを持ってないときれいにできないので、これができるところも
日本では数少ないのです。
こうした無地のレースこそ、形態安定加工をすべきで、裾も折返しでない方が
きれいなのです。
お客様が見積もり段階で、阪急百貨店やグランフロントのちょうどカーテン屋に
行かれて聞かれても「できない」と言われたといっておられました。
「やっぱり専門店はちがうね」と言っていただけました。
このマナのレースはすごくいいですが、このサイズならばどこで頼んでも
きれいに仕上がるとは限らないのです。
見せます、インテリアの底力を。
魅せます、インテリアの楽しさを!
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