今年は暖冬らしいのです。
ここ2日はこの季節にしてはひじょうに暖かいです。
小売り店をしていると夏は思い切り暑く、冬はめちゃくちゃ寒くないと
商品が売れないのです。
オーダーカーテン屋にとりましては、季節商品をアピールするために
季節ごとに展示サンプルを変えることはあまりないのですが、
この季節は寒さ対策商品がよく売れます。
特に当店の場合は、吹き抜けの施工例をブログにたくさん書いていますので、
全国から問い合わせがきます。
この商品はメーカーのカタログに載っているような商品ではないので、
現場をみて考えてつくっていますから、営業テリトリーの範囲でしか
お受けしていません。
でも、専門店ならば簡単に作れる商品なので、今回は当店が使って
いる部材について説明をしておきます。
専門店の方はこれを盗んでさらにいいものをお近くのエンドユーザーに
提案をしてやってください。
吹き抜けの寒さ対策でお困りの方は、近くの専門店にこのブログを
みてもらって、こんなのはできないかと聞いてみてください。


これは以前に書いたブログをみてご注文を頂きましたので、同じやり方です。
大きさが261㎝×261㎝で、天幕の商品をシステム化しているサイレントグリス
に聞いたところ、巾が250㎝超えるのは無理といわれたのですが、
私の今までの経験からしてできるだろうとおもって作ってみました。
イメージとしては
シャープシェードガイドレール付きコードレスタイプ水平移動という感じ
です。
【ここからは専門店向け】
ガイドレールはトーソーのスイートというレールを使っています。
レールを下向きにつけるのがよく滑っていいのですが、スイートの
シングル正面付けブラケットを使うと壁から4㎝ほど飛び出すので
ブラケットはニューリブの吊り金具Bを使っています。


そうするとレールが下向きで壁にくっついたような付け方になります。(POINT1)
(画像はクリックすると別のページに飛びまして、さらにクリックすると
拡大します。)
スイートの先頭には片マグネットランナーを入れると、閉めた時に
戻りがなくてぴたっと止まりますが、磁力が強いので、マグネットに
セロテープを4枚重ねて貼って磁力を弱めます。(POINT2)
レールのランナーには生地に縫い付けたリングをSカンで引っ掛けます。
生地に縫い付けるリングはシェードのリングのような樹脂のようなものは
紫外線に弱いので金属のワッシャーのようなものを使います。(POINT3)
ヘッドレールはサイレントグリスのベルクロ付レールを使っています。
取り付け方は下向きで、トーソーのニューバランス天井付けシングル
ブラケットでつけています。

シャープバーはトーソーのプルーレを使っています。
色がウォームホワイトで透け感のあるレース地でもあまり目立ちません。
先頭はニチベイのロールスクリーンのウエイトバーウォッシャブル
タイプを使って生地を巻き込んでいます。
引っ掛けるところは、メタルグリップです。
これが伸縮棒と相性がいいのです。

この操作用の伸縮棒はトーソーのプリーツスクリーンの天窓用の
しおりの操作棒ですが、すでに廃番になっていて、トーソーは完売しており
在庫はないです。
当店にはあと6本在庫がありますので、先着6名さまにはこれを使わさせて
いただきます。
生地は五洋インテックスのSL109-02を使っています。
あとは、ウエーブ感をどのぐらい持たせるかが重要です。(POINT4)
これは専門店の腕の見せ所です。
こちらの現場で、私が工夫したところは開けた時のたまりが、垂れ壁から
下にはみ出ないようにすることと、

閉じた時に吹き抜けの窓について
いるバーチカルブラインドの下に触れないようにサイズをきちんと
出すことでした。

【12月22日追記】
追加で、キッチンとダイニングの間仕切りにハニカムスクリーンの
注文をいただいたので、取り付けに行って感想をききました。
開口一番
「すごい」と言われました。
凄く効果があって、薄いレースなので心配をしていたけど、下に
いても冷気をまったく感じなくなったといっていただきました。
閉めていても圧迫感がまったくないとのことです。
「12年間なんで我慢していたんだろう、もっと早くにすれば良かった」
とまで言っていただきました。
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