最近、プレーンシェードの取り替え(吊り替え)が何件も続いています。
10年以上前ぐらいに取り付けた商品で、原因はメカ部分の不具合によるもので、
生地も一緒にメカごと新しくするケースです。
今回のケースも12年前ぐらいにマンションのオプション販売会で
購入されて、5年程前にストッパーが止まらないということで修理を
されています。今回はコード切れです。
購入されたのがマンションのオプション販売業者だったので、管理会社を
通じて依頼をしたところ、その時の修理代がストッパーの交換だけで
3万いくらかかったとのことで、今回もそのぐらいかかるのならば新規に
した方がいいとのことでご来店いただきました。
今までついていたのは
メカはトーソーのパティナツインコード式両分け操作で、430㎝の
窓に4分割されていました。
そのため、8か所から操作コードが垂れていました。
今回は生地もメカも新しくしまして、トーソーのシェードのメカで
クリエティドラム式ツインタイプワンチェーンで3分割にしました。
操作チェーンは3本になりました。
シェードのメカはここ10年で大きく変わりました。
昔はコード式が中心で、今はチェーン式が多いです。
ツインタイプ(前幕と後幕が1台のメカで操作ができる)もコード式から
チェーン式で1本のチェーンで操作するワンチェーンが主流です。
上の写真はワンチェーンのツインタイプ。
リング付きテープの縫い付けも、以前は15㎝間隔のリングテープを
下から縫っていくのがほとんどでした。
その場合、一番上に上げた時に均等なきれいなウェーブが出ないのと、
リングのピッチが短いため、きれいにたたまれないという問題がありました。
今は、リングは丈によって、均等に割り付けるやり方で、リングの
ピッチもサイズによって違います。
今回の現場は、約25㎝前後で均等にリングをつけています。
スムーズにあがりますし、上げたときのウェーブがきれいです。
リングも簡単に洗濯するとき着脱が可能になっているeリングを使って
います。
裾のコードアジャスターの部分(昇降コードを巻きつけているところ)を
外さなくてもコードを本体から外せますので、ひじょうに楽です。
こうした商品は進化しています。
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