お客様の要望により、川島織物セルコンのメーカー縫製の「フィーロ
縫製」をしました。
フィーロ縫製は、メーカー縫製の中でも、こだわりの最上位の縫製です。
当店の場合、メーカー縫製ではなく、当店の協力工場での縫製をしていますので、
フィーロ縫製やったことがありませんでした。
フィーロ縫製の大きな特長は、オーダーカーテンではほとんどが2倍使いの中、
2,3倍使いを標準仕様にしています。
これによって少しだけボリュームがでますが価格が高くなる場合もあります。
2.3倍使いとは、巾2mのカーテンを作るのに2倍使いならば単純にいうと
ヨコに4m使うところ、4,6m使うことになります。
そのため、ヒダが1つ増えて、ヒダ間隔が少しだけ短くなり、ヒダ山が少し
高くなります。
バブルの頃は3倍使いにしてボリュームを持たせるというのも流行っていましたが、
今やオーダーでは2倍使いが一般的で、むしろ1.5倍使いやフラットというのも
多いです。
メーカー縫製の証として、フィーロのタグが付きます。
これに価値を求める方もおられるようです。
タッセルの金具に引っ掛けるところは、江戸打ち紐が使われています。
私どもの縫製では、すべてこの部分も共布にしていますが、こちらの方が
丈夫だからかもしれません。
既製カーテンも江戸打ち紐です。
下の写真は当店の縫製
形状記憶加工が標準仕様になっていまして、ウエーブがきれいです。
当店ではレースは形態安定加工が標準仕様です。
レースを窓側につけて、手前に川島織物セルコンのウイリアムモリスの
マリーイザベルでローマンシェードプレーンタイプを取り付けています。