先週、東京に行った時に長男と食事をしました。

社会人2年目で大学も東京で、あまり大阪には帰ってこないのでたまに東京で会います。

子供が小さい頃は、私の帰宅も遅かったし土日も休みなく働いていたので、仕事をみせたことも

無かったし、話もしたことがありませんでした。

息子たちが社会人になって飲みながら話をすると、何一つ親の考え方など伝えたことが

なかったなと反省をしています。

長男がいうのです。

「とうさんに教えてもろたことで、俺やっていることがあるんねん。」

「なんかあった時は虎屋のようかんを持っていくねん」

 

実にしょうもないことを覚えているもんです。

1年半前に社会人として働き始めた時に、就職祝いをもらったところには初任給で

「内祝いを送っておけよ。東京からやったら虎屋の羊羹やで。今年は羊年やから

シャレでもええやん」という話をしたのです。

虎屋の羊羹というのは東京の老舗ブランドで、9年前に歌手の森進一さんが、

「おふくろさん」の曲を勝手に改変して、そのお詫びに青森の作曲家の川内さんに持っていったと

いう話があります。

結局受け取ってはもらえなかったのですが、東京からクレーム処理にいく場合には

手土産として最適なのです。

私は羊羹より最中の方が好きです。

私がサラリーマン1年目の時に、埼玉西部担当で飯能市でクレームがあった時の話もしました。

クレームのお詫びに行くのに、自分で気を利かせて、地元の百貨店である丸広百貨店で

お菓子を買って持って行ったのです。

その話が回りまわって、上司である東京店長に伝わったのです。

その時、店長から「小嶋くん、お詫びに行くときは、三越か高島屋で品を買っていくか、

まっつぁかや(松坂屋)だがや〜」と言われたのが未だ忘れられないのです。

サラリーマンをしていたのは名古屋本社の会社です。

でも、クレームのお詫びで何かを持っていっても東京(関東)の人はなかなか

受け取ってもらえないことがあるのです。

その点、大阪は「あ〜う〜」の呼吸で受け取ってくれるので逆にやりやすいのです。

聞いた話ですが、全日空のお客様相談室では、空港でトラブルがあった場合、

大阪では何かものを渡すと、「いたみいります」といわれて丸く収まるらしいのです。

東京では物を渡すと、断られて「はねた〜」

 

※大阪は伊丹空港、東京は羽田空港といいます。

 

さて、本題です。

今年のジャパンテックスは見どころがたくさんありました。

コアな部分では、大阪カーテン技術会の縫製のノウハウを展示したブースが勉強になりました。

大阪カーテン技術会というのは、縫製屋さんの勉強会グループで、発祥は大阪なんですが、

全国の前向きな縫製屋さんが参加されていて、若手ががんばっておられて元気なグループです。

日本のカーテンの縫製業界は後継者、単価、人員確保の問題等でひじょうに厳しい状況に

なっています。

そんな中、技術の継承を目的に縫製業界のことをもっとしってもらうために、

大阪カーテン技術会からの持ち込み企画だったのを、主催者側が協賛して、

メインイベントの一つとなりました。

 

当店では、メーカー縫製はほとんどしないくて協力縫製業者にお願いしていますが、

実際に縫製されているところを見る機会は少なく、今回はたいへん勉強になりました。

ブースで東和商会さんがスワッグバランスの作り方を実演されていた動画です。

動画撮影もOKで多くの人が撮影されていて、ここまでノウハウを公開しても

いいのかなと思っていました。

私も動画を撮影しましたが、ここで不特定多数の人に公開するのも問題があると思いますので、

25分の実演を35秒にして、無声で公開します。

どうでもいいが動画です。

真ん中の三角をクリックしてください。

こうしたスワッグバランスを作るときは、生地をバイアスにとらないと絶対にきれいに

できないということと、スワッグの部分にも必ず裏地をつけることが重要なのです。

ジョウジアバランス

このスワッグをつくるために生地をバイアスにとると

dsc03450

きれいなウエーブになりますが、

バイアスにとらないと (下の写真)

dsc03451

 

 こんなノウハウをいっぱい公開されていました。

 

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