先月、当店の大分県・臼杵市にある縫製加工所に行ってきました。
株式会社なる良さんで、当社とは23年のお付き合いです。
優れた技術をもっておられ、昨年は経済産業大臣から「はばたく中小企業・
小規模事業者300社」に選ばれて表彰されています。
なる良さんと出会ったきっかけはこちらに書いています。
そんなわけで、8回に渡って、当店の縫製のこだわりについて書いていきます。
私はメカ物が好きで、メカに関するブログが多いのですが、実は普通の
オーダーカーテンの取付の方がはるかに多いのです。
普通のオーダーカーテンの取付の場合は、施工担当者に任せていることが多く、
写真を撮ってきてもらったりもしていますが、なかなかいい写真が取れなくて
ブログにアップできずにいます。
オーダーカーテンの縫製にこだわっているところを説明します。
【1】縫込みアジャスターフック
カーテンをレールに引っ掛けるところにはいろんな種類があります。
左が縫込みアジャスターフック、右3つは差し込みアジャスターフックですが、
それも3種類ぐらいあり、一番右は一番単純な差し込みフック、
右から2番目は十手フック、3番目は上下挟み込むタイプです。
当店では、標準仕様として縫い込むアジャスターフックを使っています。
縫込みアジャスターフックは、メーカーでいうと、日本フィスバ、五洋インテックス、
マナトレーディング、クリエーションバウマンが標準仕様で、フジエテキスタイルが
高級仕様でメーカー縫製でやっています。
高い生地を扱っているメーカーの標準縫製は、縫込みアジャスターフックを
使っていることが多いのです。
縫込みアジャスターにするとヒダ山がきれいになります。
店内の縫製サンプルの縫込みアジャスターフック
当店では、標準仕様は縫込みアジャスターですが、リーズナブル商品は
差し込みアジャスターフックにしています。